今日という日の記録

中山千里さん「護られなかった者たちへ」

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中山千里さん「護られなかった者たちへ」

「あなたにこの物語の犯人はわからない」―― 中山七里!

仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見からさかのぼること数日、一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か。
なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか。
本当に“護られるべき者"とは誰なのか
怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義……
万般の思いが交錯した先に導き出される切なすぎる真実――。

Amazonより 

 生活保護。今の生活の中で時々頭の中に響く言葉です。これは正直なところ他人事ではありません。自分が最後のライフライン水道までも止められた時、子どもや姉兄に助けてと言えるかどうか。多分格好悪くて言えないでしょうね。自分の今の生活、これからの生活を色々と考えさせられる作品でした。

 そして、まさかの結末でした。この方の作品は、いつだってまさかの犯人でまさかの結末ですね。想像できない自分が悔しいです。

 

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