職場で「こうしたらいいと思うんですよ」という話になって、私が「それはあまり意味がないような気がする」と言ったらですね、
「ほら、そうやってすぐに文句つける。常に否定から入りますよね」
と言われ、ちょっと涙が出そうになりました。
以前、娘からも息子からも言われました。
それ以来、気を付けてきたのですが、ひょんなところで顔を出すようです。
人を褒めないということ
娘が高校生のくらいの頃、よく頑張っているなぁと褒めたところ
「そんな心にもないこと言っちゃって」
と一蹴されたことがあり、そんなことないのだけれどなと少々へこみました。
すごいね。
頑張っているね。
そういうところ見習わないとな。
と素直に思って口に出しても、日頃の言動のせいなのか、嘘くさいと思われがちです。
職場に、とにかく人を褒めまくる人がいます。口を開くと人を褒める言葉しか出てこない。
それが日常化していて、反対に嘘くさく感じてしまいます。褒めていれば上手くいくと思っている?などとねじくれた考え方。
こういうところだな。素直に受け止めればいいのに。
まぁ、私も最近は、相手の良いところだけを見るようにして、嘘くさいと思われても、誉め言葉は口にするようにしています。
すぐに文句をつける・否定から入る
何でもかんでも文句をつけるわけではないけれど、人物像、誰かの言動、商品に関して「おっしゃる通り」と思えば賛同しますが「うん?」と思う箇所があれば「それはちょっと」と言ってしまいます。
例えば、相手が絶賛するお化粧品でも「○○が入っているから、その成分は肌に悪そうだよね」と言ってしまう。
好きな俳優等に関して「子育てが大変で1週間一睡も出来ない時もあったんだって」と言われても
「それって死んでしまうから」
「それで、あんな肌あり得ないでしょう」等々。
こういうところなんだな。
最近では、仕事に関すること以外は、相手の言うことに文句をつけたり、否定的な言葉を使わないように気を付けています。
芸能人がどうとかこうとか私には関係ないし、使いたくないお化粧品や買おうと思わない家電等に関しても、使うつもりも買うつもりもないのだから「そうなんだ、すごいね」で終わらせます。
60年以上生きてきて、やっと気が付いたことですね。
冒頭の、ボスから言われた一言。
しばらくしてから「ごめんなさい、言わなくてもいいことでしたね」と謝られました。
そして
「さっきの件は、コストばかりかかってリターンは期待できそうにないから止めておきます」
と。
内心、ほらねと思い、意味のない仕事が増えなくて良かったと思いつつ「分かりました」と一言だけ。
本音は口にしないと決めた
仕事に関しては、ボスのイエスマンになっては駄目だと思うのですが、それ以外はもうどうでもいいかな。
褒めるべきところは褒めるけれど、この人何言っているの?とか、ちょっと違うよね?と感じたことでも、文句は付けず、否定もしない。
「そうだね」と当たり障りなく。
元来、人付き合いが上手ではないので、他人と関わりあって生きていくのが苦手です。仕事を辞めたら、一人暮らしを楽しみながら、ひっそりと生きていきたい。
それが願いではあるけれど、ボケてしまいそう。それも怖い。