「始皇帝 天下統一」に続きAmazon Prime Videoで観たドラマはこちら。
三国志 ~司馬懿 軍師連盟~
若かりし頃の司馬懿(しばい)は物静かな書生であったが、曹操(そうそう)暗殺の嫌疑をかけられた父親を持ち前の知略で見事救出し、人々の注目を集める存在となる。その天賦の才と『狼顧の相』と言われる野心的な一面を曹操に認められ、曹操の息子である曹丕(そうひ)に仕える立場となった司馬懿は、曹家の激しい後継者争いに巻き込まれながらも、曹操亡き後の世継ぎとして曹丕を魏国王の位につかせ、自らも政治力をつけていくのであった。
Amazon Prime Videoより
こちらは86話でした。会社に行けなくなってしまう!と思いながら。
長かったけれど視終わった後の、ちょっとした喪失感。主役の「司馬懿」を演じた「ウー・ショウポー」さんが、どうしても大泉洋さんに見えて仕方がなかった。
私が漫画「三国志」を読んだのは、もう40年ほども前のことなので、登場人物はさほど覚えておらず「曹操」「孫権」「諸葛孔明」が思い浮かぶくらい。
人と話をしていても「諸葛孔明」を知っている人は多いけれど「司馬懿」を知っている人がほとんどいない。
私自身も、何となく知ってはいたけれどあくまで何となく程度。
諸葛孔明と頭脳合戦を繰り広げたけれど、諸葛孔明ほど頭が良くないという印象だったのだが、実際はそうではなかったようだ。
ドラマだから、相当な脚色があるのだろうが、もうなかなかの奇才よね。一介の書生が最終的には権力を握ってしまうのだから。
前にも書いたけれど、帝位争い権力争いが当たり前のような中で、権力の実権を握ることが出来たのだから満足だったのかもしれないけれど、納得のいく人生だったのだろうかと考えてしまう。
人を蹴落として登ってきた人は、いつ蹴落とされるか不安になったり、周りの人たち全てが敵に見えて疑心暗鬼になり、猜疑心の塊になってしまったり。
こういうドラマを視ていて思うのは、やはり多くを持たずとも平穏に生きていくことが出来ればいいかな。ということだな。
このドラマを視ていて、「うん?」と思ったことがあった。
それは、皇帝に拝謁をする際に3回拝礼をするのだ。これって「三顧の礼」なのか?と思い検索してみたところ
中国の三国時代に、蜀の劉備が軍師の諸葛亮を三度も訪ねて、最終的に軍師として迎えたことに由来する
ということらしい。
「ああ、こういうことだったんだ」と知ることが出来て、やはり面白い。