今日という日の記録

根本総一郎さん「ウィザードグラス」

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根本総一郎さん「ウィザードグラス」

大学生の陽輝の下に、ずっと連絡のとれなくなっていた兄から、突然荷物が届いた。荷物の中身は、見慣れない眼鏡型のデバイスタブレット。説明によると、それは他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」だった。なぜ兄はこんなものを自分の下に送ってきたのか。陽輝は次第に、ウィザード・グラスをめぐる予想外の事件へと巻き込まれていく――“1億総監視社会”の危険と希望を描き切り、巨大IT企業が個人情報を収集する現代へ警鐘を鳴らす。

Amazon「BOOK」データベースより

 

 

 読みながら、登場人物全てが裏切り者に思えてしまうのですよ。私の悪い癖です。今までに何百回といろんな作者に騙されていますからね。で、このお話はどうかというと、書きません。ネタバレになってしまうから。

 私は、スマホを使いこなせないので、調べ物をする時はほぼパソコンです。在宅の時はLINEすらパソコンです。ちなみに、最近スマホで何を検索したかしら?と見てみたら「東京コロナ感染者数」とか「記録的短時間大雨情報」「超paypay祭」とかでした。個人の嗜好に基づく検索はしてないなぁ。だから、見られても問題ないというわけではないですがね。もちろん覗かれたら嫌です。でも、パソコンで検索しても見られちゃう?それは、かなりまずいです。実際、こういう“1億総監視社会”というものがやってくるのでしょうか。もしかしたら、知らないところで既に始まっているかもしれませんね。怖いです。

 スマホを持たないと決めている登場人物がいるのですが、その強さが羨ましい。私の場合、孤独死(死亡後何日も放置される)を避けるためのツールでもあるので持たないわけにはいかないな。そんなことになったら子ども達にとんでもない迷惑をかけることになりますからね。

 

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