舅姑小姑家族と暮らしていた頃、10人ほどの家族の中にあって、血の繋がりということで言えば、私一人が他人でした。
世の習いとして、義理母は自分の娘が可愛いのは当たり前で、何かにつけて差をつけられました。それに対して、何も動いてくれない夫という人にほとほと嫌気がさして家を飛び出たわけですが。
そのことを語り始めると、一冊の本が書けてしまうくらい長い話になるのでやめておきます。
パッチワークとホワイトキルト
その頃、色々な煩わしさから逃げるかのように趣味に没頭しました。
パッチワークやキルティングは最適でした。
生地を切って縫い合わせていけばいいだけ。ボルチモアキルトは準備は大変でしたが、ベース生地に仮止めしてしまえば、後は縫っていくだけです。
中でもホワイトキルトは、ただ針を進めていくだけでしたので、何も考えずにいることができました。
「ちょっと!」と、いきなり姑が乱入しても、パタパタと生地をたたんで「何でしょう?」と言えば済みます。
息子が小学生になってフルタイムで仕事を始めてからは、キルトに割く時間が激減し、放置状態となってしまい、その後、生地は人にあげたり処分ました。
趣味ってなんだろうね
過去に作ったキルトは、孫が赤ちゃんの頃ベビーキルトにしたり、ハイハイするまではその上に寝かせたりしていましたが、今も日常使いしています。
一人暮らしになった今、そのキルトを見ては「また作ろうかな」と思う時もあります。
下準備をする際に、生地を広げるスペースも確保できます。道具だけは処分せずに取ってあります。
でも、老眼だし肩こりするし、生地を集めるにもお金がかかるし。と理由をつけては手を出していません。
あの頃、夢中になっていたのは何かから逃げたかったのだなと、今になって思います。
もし今、趣味は何だろうと考えた場合、こうしてブログを書いたり本を読むことだと言えるかもしれません。
ですが、20年ほど前に書いていたWeb日記のように、純粋に楽しいから書いているのとは違ってきています。目的があって仕事にしたいと思っているわけですから。
好きなことを仕事にしたいという声も聞きますが、好きなことが仕事になったら好きではなくなってしまうかもしれない。
お金を稼ぐって大変だから。
昨晩は風が強かったですね。木枯らし1号でしょうか。今も時々電線が鳴っています。
今日も薬局の15%オフクーポンが出ました。湿布薬を買いに行きましょうか。